空気清浄機はいつ頃からあるのでしょうか?
今年になって、新型インフルエンザの蔓延のニュースもあって、空気清浄機や加湿器の需要がかなり伸びていますね。
空気清浄機の生い立ちなんかどうでもいいという方は読み飛ばしてくださいね。
さて、これから空気清浄機の購入を考えている方にとって、生い立ちを知ることによって最新型の空気清浄機選びにも役に立つ部分があるかもしれません。
もともとの起源は、イギリスの産業革命までさかのぼります。石炭がエネルギーの主役だったころ、石炭を燃やしたときのばい煙を浄化したい。そんな願いから空気清浄機は、作られたといいます。そのころも勿論換気扇らしきものはあったのですが、取り込む空気まで汚染され始めたため、空気自体をきれいにする必要が出てきたんですね。
昔はかなり大気汚染が進んでいたようです。
空気清浄機が日本で始めて世の中に出たのは、昭和35年ごろといわれています。なぜそのころに作り始めたのかというと産業革命と同様、そのころは日本でも高度成長期の真っ只中。東京オリンピックも控え日本国内の産業は、急激に成長していった時代です。そのため大気汚染が問題視されはじめました。その後万国博覧会なども開催され次々と新しい技術や産業が花開いた時期でもあり、それと並行して公害問題もクローズアップされていたのです。
このころアメリカでも、早くも花粉症対策のために空気清浄機が作られていたようです。
その後は、空気清浄機は空気をコントロールする機械として、加湿器、除湿機などに発展していきました。最近ではその空気清浄、除湿、加湿機能がひとつになった機種も発売され、新型インフルエンザや花粉対策に対する需要も増え、ますます身近な電化製品になってきています。
参考:
空気清浄機 | 歴史博物館 | 換気・環境ショウルーム | パナソニック エコシステムズ株式会社 | Panasonic
http://panasonic.co.jp/pes/showroom/museum/03.html